抗重力筋の衰えと下制筋の過緊張|顔が下がる「筋肉バランスの崩壊」とは

抗重力筋の衰えと下制筋の過緊張|顔が下がる「筋肉バランスの崩壊」とは

顔のたるみは単なる皮膚の老化現象ではなく、皮膚の下に存在する筋肉同士の力関係が崩壊することで発生する物理的な現象です。

重力に逆らって顔を引き上げる「抗重力筋」が弱体化し、逆に顔を下へと引き下げる「下制筋」が過剰に緊張して強くなることで、顔全体が雪崩のように下垂します。

この記事では、この「筋肉バランスの崩壊」がなぜ起こるのか、そしてその均衡をいかにして取り戻すべきかを、解剖学的な視点から詳細に紐解きます。

目次

顔の構造的崩壊を招く「引き上げ筋」と「引き下げ筋」の不均衡

顔の若々しい形状を維持するには、顔を引き上げる力と引き下げる力の均衡を保つことが必要です。この均衡が崩れ、下方向へのベクトルが優勢になった瞬間に、顔の造形は崩れ始めます。

単に筋肉が衰えるだけでなく、特定の筋肉が硬く縮こまることで、顔の組織全体が下方向へと牽引されてしまうのです。

顔面筋における綱引き状態の原理

私たちの顔には表情を作るための筋肉が30種類以上存在し、それぞれが骨や皮膚に付着しています。これらの筋肉は、常に互いに引っ張り合いながら顔の形状を維持しています。

この状態はテントを張るロープの張力バランスに似ています。テントの支柱が骨格であり、ロープが筋肉です。一方のロープが緩み、反対側のロープが強く引っ張られれば、テント(顔の皮膚や脂肪)は強い力の方向へと傾き、崩れてしまいます。

加齢や生活習慣により、上方向へ引っ張るロープが緩み、下方向へ引っ張るロープが過剰に強くなる現象こそが、たるみの本質的な原因です。

重力が顔に及ぼす継続的な負荷

地球上で生活している限り、私たちの顔は常に重力による下方向への負荷を受け続けています。若い頃は筋肉に弾力と張力があり、この重力に十分対抗できています。

しかし、筋肉のポンプ作用が低下し、血流が悪化すると、筋肉は本来のしなやかさを失います。重力という絶え間ない負荷に対して対抗勢力である抗重力筋が敗北を喫したとき、顔の重心は下がり、フェイスラインが曖昧になります。

この物理的な負荷を理解し、対抗策を講じない限り、スキンケアだけでたるみを解消することは困難です。

皮膚だけのケアでは解決しない理由

多くの人がたるみ解消のために美容液やクリームに頼りますが、これらは主に表皮や真皮へのアプローチにとどまります。

しかし、たるみの根本原因が土台である筋肉のバランス崩壊にある場合、表面的なケアだけでは構造的な変化を食い止めることはできません。

家屋の基礎が傾いているのに、外壁の塗装だけを塗り直しても家が真っ直ぐにならないのと同様です。筋肉という土台のバランスを再構築することこそが、顔の形状を立て直すための必須条件となります。

筋肉バランスの状態と顔貌への影響

バランスの状態筋肉の状況顔貌への現れ方
理想的な均衡引き上げ筋と引き下げ筋の張力が均等頬の位置が高く、フェイスラインが鮮明
初期の崩壊引き上げ筋の軽度な衰えほうれい線が目立ち始め、口角が平行になる
重度の崩壊引き下げ筋の過緊張が支配的マリオネットライン、ブルドッグ顔の定着

重力に逆らい顔を支える「抗重力筋」の役割と脆弱性

抗重力筋は、その名の通り重力に抗って顔の組織を上へと引き上げる重要な役割を担っています。これらの筋肉が正しく機能していることが、立体的で若々しい顔立ちの基盤となります。

しかし、これらの筋肉は日常生活での使用頻度が低くなりやすく、意識的に使わなければ容易に萎縮し、その機能を低下させてしまう性質を持っています。

頬の高さを決定づける大頬骨筋と小頬骨筋

顔の印象を大きく左右するのが、頬の高さです。この位置を保持しているのが大頬骨筋と小頬骨筋です。これらの筋肉は口角からこめかみ方向に向かって走行しており、笑ったときに頬を高く盛り上げる作用があります。

大頬骨筋が衰えると、頬の脂肪(メーラーファット)を支えきれなくなり、その重みがそのままほうれい線の上にのしかかります。

つまり、ほうれい線が深くなるのは皮膚のシワではなく、この筋肉の支持力が失われたことによる雪崩現象の結果なのです。

目元の印象と額を支える前頭筋と眼輪筋

顔の上半分を引き上げる役割を担うのが前頭筋です。眉を引き上げ、目を見開く動作に関与しますが、この筋肉が衰えるとまぶたが重くなり、眉の位置が下がります。

また、目の周りを取り囲む眼輪筋が弱まると目の下の脂肪(眼窩脂肪)が前方へと押し出され、目袋としてのたるみを形成します。

額と目元の筋肉が連携して上方向への張力を保つことで、顔全体の上半分のリフトアップ効果が維持されます。

使わなければ即座に衰える廃用性萎縮のリスク

身体の筋肉と同様に、顔の抗重力筋も「使わなければ衰える」という原則が適用されます。現代の生活、特に無表情で画面を見続ける時間が増えたことで、これらの筋肉は活動の機会を奪われています。

筋肉は動かさないと繊維が細くなり、代謝が落ち、最終的には脂肪に置き換わってしまうこともあります。日常的な会話や食事だけでは、これらの抗重力筋の可動域を十分に使い切ることは難しく、意識的な介入が必要となります。

主要な抗重力筋とその機能

筋肉名主な位置機能と衰えた場合の影響
大頬骨筋口角からこめかみ口角を引き上げる。衰えると頬が下がる。
小頬骨筋上唇から頬骨上唇を引き上げる。衰えるとほうれい線が深くなる。
眼輪筋目の周囲瞼の開閉。衰えると目元のたるみ、クマの原因に。

顔を底なしに引き下げる「下制筋」の過緊張メカニズム

抗重力筋が「弱る」ことが問題であるのに対し、下制筋の問題は「強くなりすぎる」ことにあります。

これらの筋肉は本来、不快な感情表現や咀嚼の補助などで一時的に働くものですが、無意識の緊張によって常に収縮した状態が続くと、顔の組織を強力に下へと引っ張り続けるアンカーのような存在となります。

この過剰な下向きの力が、たるみを加速させる大きな要因です。

広頸筋が及ぼすフェイスラインへの破壊的影響

下制筋の中でも特に大きな影響力を持つのが、下顎から鎖骨、胸部にかけて広がる広頸筋です。この筋肉は首の表面を薄く覆っており、収縮すると口角や下顎を下へと引き下げます。

猫背や巻き肩などで姿勢が崩れると、広頸筋は常に縮んだ状態でロックされ、顔の皮膚と脂肪を首の方へと強力に牽引します。

二重顎やフェイスラインの崩れは、この広頸筋が過剰に働き、顔の組織を胴体側へ引きずり下ろしている状態と言えます。

口角下制筋とオトガイ筋によるマリオネットラインの形成

口角から下顎に向かって伸びる口角下制筋は、口を「へ」の字に曲げるときに使われます。

この筋肉が凝り固まると口角が常に下方向へ引っ張られ、不機嫌そうな表情が定着します。さらに、顎先にあるオトガイ筋が緊張すると顎に梅干しのようなシワができ、口元全体の皮膚が余ってマリオネットラインを深く刻み込みます。

これらの筋肉の短縮は、顔の下半分の長さを短く見せ、老けた印象を増長させます。

ネガティブな表情癖と筋肉の形状記憶

筋肉には頻繁にとる姿勢や表情を記憶する性質があります。ストレスや集中時に無意識に歯を食いしばったり、口元に力を入れたりする癖があると、下制筋はその収縮した状態を「通常の状態」として認識し始めます。

これを形状記憶のように定着させてしまうと、リラックスしているつもりでも常に顔を下へ引っ張る力が働き続けることになります。この無自覚の緊張を解くことは鍛えること以上に困難であり、かつ重要です。

下制筋の過緊張を示すサイン

  • 無表情のときに口角が下がっている
  • 首の筋(すじ)が浮き出やすい
  • 顎の先に梅干しのようなシワができる
  • 食いしばりの癖がある

筋肉バランスを崩壊させる現代特有の悪習慣

抗重力筋の衰えと下制筋の過緊張は自然な加齢現象だけでなく、現代社会特有の生活習慣によって加速しています。

日常の何気ない動作や姿勢が、知らず知らずのうちに顔の筋肉バランスを崩し、たるみを進行させる土壌を作っています。これらの習慣を自覚し、修正することが、物理的な治療と同様に重要です。

スマートフォンの長時間使用と姿勢の歪み

スマートフォンを見るとき、多くの人は頭を前に傾け、下を向く姿勢をとります。この前傾姿勢は首の前側にある広頸筋を縮め、顔を下へと引っ張る力を強めます。

同時に、顔の筋肉は重力に対して垂直にぶら下がる形となり、頬や口元の脂肪が垂れ下がりやすくなります。

長時間この姿勢を続けることは、顔の下半分に対して持続的な牽引力をかけ続けているのと同義であり、下制筋優位の状態を固定化させます。

マスク生活による表情筋活動の著しい低下

長期間のマスク着用は口元を隠す安心感から表情の動きを乏しくさせました。会話の際に口を大きく開けなくなったり、笑顔を作るときに頬を使わなくなったりすることで、大頬骨筋などの抗重力筋の活動量は激減します。

また、マスクの紐が耳にかかることで側頭部の筋肉が緊張し、顔全体の筋膜が硬くなることも、リフトアップの妨げとなります。隠されている安心感が、筋肉の怠惰を生み出しているのです。

ストレスと無意識の食いしばりが招く咬筋の肥大

精神的なストレスは無意識の歯の食いしばりや歯ぎしりを引き起こします。これにより、顎の側面にある咬筋が過剰に発達し、肥大化します。

咬筋が硬く大きくなると、顔が横に広がり大きく見えるだけでなく、隣接する大頬骨筋の動きを阻害し、スムーズなリフトアップ運動を妨げます。

さらに、食いしばりは首や肩の筋肉とも連動して緊張を引き起こすため、広頸筋の過緊張を助長し、顔全体を下方向へ引っ張る負の連鎖を生み出します。

悪習慣と筋肉への具体的な影響

習慣的行動影響を受ける筋肉引き起こされる結果
下向きのスマホ操作広頸筋(過緊張)二重顎、フェイスラインのぼやけ
浅い呼吸・猫背胸鎖乳突筋(短縮)顔のむくみ、首のシワ
無表情での会話大頬骨筋(廃用性萎縮)平坦な顔立ち、ほうれい線の深刻化

「筋肉バランス崩壊」が引き起こす具体的な顔貌の変化

筋肉のバランスが崩れた結果、顔には特有の形状変化が現れます。これらは単なるシワではなく、組織の移動や変形によるものです。

自身の顔に起きている現象を正確に把握することで、どこの筋肉が原因で、どのような対処が必要かが見えてきます。

ほうれい線とゴルゴラインの深化

ほうれい線は頬の肉が垂れ下がり、口輪筋との境界に溝ができることで深くなります。これは大頬骨筋が頬の脂肪を支えきれなくなった証拠です。

また、目の下から頬を斜めに横切るゴルゴラインは眼輪筋や小頬骨筋の拘縮により、皮膚と筋肉の癒着が進んだ結果生じます。こ

れらは皮膚表面の問題ではなく、内部の支持構造が崩れ、組織が雪崩を起こしている状態を示しています。

フェイスラインの消失とブルドッグ顔

フェイスラインがぼやけ、顔と首の境界が曖昧になる現象は下制筋である広頸筋の引き下げ力が強すぎるために起こります。

頬の脂肪が口角より下まで垂れ下がり、ブルドッグのように見える状態は抗重力筋が完全に敗北し、重力と下制筋の力に抗えなくなった末期の症状と言えます。

一度この状態になると、皮膚が伸びてしまうため、リカバリーには相応の時間と労力を要します。

口角の下がりと不機嫌な印象の定着

真顔の状態で口角が下がっている場合、それは口角下制筋が常時収縮しているサインです。口角が下がると顔全体の重心が下がって見えるだけでなく、他者に対して不満や疲労といったネガティブな印象を与えます。

意識して口角を上げようとしても上がりにくい場合は上げる筋肉が弱いのではなく、下げる筋肉が強すぎてブレーキをかけている可能性が高いです。

症状の進行レベルと筋肉の状態

進行レベル顔貌の特徴筋肉バランスの状態
レベル1(初期)夕方にほうれい線が目立つ抗重力筋の一時的な疲労
レベル2(中期)口角が下がり、顎のラインが丸い下制筋の緊張が常態化
レベル3(重度)頬がこけ、マリオネットラインが定着抗重力筋の著しい萎縮と下制筋の短縮

自己診断:あなたの筋肉バランスは崩れているか

鏡の前で自分の顔を客観的に観察することは、改善への第一歩です。しかし、ただ漫然と見るだけでは筋肉の状態までは分かりません。

特定の動作を行うことで隠れた筋肉の衰えや過緊張を炙り出すことができます。ここでは、特別な器具を使わずにできるセルフチェック方法を紹介します。

10年前の顔を確認する仰向けチェック

仰向けに寝て、手鏡で顔を見てください。重力が顔の正面方向ではなく、背中側にかかるため、たるんでいた組織が本来あるべき位置に戻ります。この顔が筋肉が重力に負けていなかった頃に近い状態です。

起き上がった状態とのギャップが大きいほど、抗重力筋の支持力が失われていることを意味します。指で頬を持ち上げないと元の位置に戻らない場合は、筋力の低下が著しい証拠です。

下制筋の強さを測る「い・う」の動作

首に手を当てた状態で、「い」と大きく発音し、その後に「う」と唇を突き出してください。このとき、首の筋(広頸筋)が浮き上がり、強く突っ張るのを感じるならば、普段から下制筋を過剰に使って会話している可能性があります。

また、口を横に引いたときに、口角が平行移動または下がるような動きをする場合、口角を引き上げる大頬骨筋よりも、横や下に引く筋肉が優位になっています。

頬の硬さと動きの左右差を確認する

頬骨の下あたりを指で軽く押してみてください。弾力がなく、骨のように硬い感触がある場合、筋肉が凝り固まっている可能性があります。

また、鏡を見ながら片方ずつ口角を上げてウィンクをしてみましょう。スムーズに動かない側、あるいは口角が上がりにくい側は筋肉の連携が取れておらず、たるみやシワが先行して現れる危険性が高いエリアです。

筋肉バランス自己診断チェックリスト

  • 仰向けで見た顔と起きた時の顔に大きな差がある
  • 口を大きく開けた時に顎がカクカク鳴る
  • 笑った時に頬肉が持ち上がらず、横に広がる
  • 首や肩の凝りが慢性的にある

崩れた均衡を取り戻すための再構築アプローチ

筋肉バランスの崩壊を立て直すには、やみくもに顔を動かせば良いわけではありません。過剰に働いている下制筋を「緩め」、サボっている抗重力筋を「鍛える」という、相反するアプローチを同時に行う必要があります。

この順序と方法を間違えると、かえってシワを深くする原因にもなるため、正しい手順で取り組むことが重要です。

下制筋の過緊張を解除するリリースメソッド

トレーニングの前に必ず行うべきは、下制筋のリリースです。下に引っ張る力が強いまま上に引き上げようとしても、アクセルとブレーキを同時に踏むようなもので、効果が出ないばかりか筋肉を傷めます。

広頸筋や口角下制筋を手や拳を使って優しくほぐし、緊張を解きます。鎖骨周辺や耳の下など、筋肉の付着部を入念にマッサージすることで、顔を下へ引っ張るロックを解除します。

これだけでフェイスラインがスッキリすることも珍しくありません。

抗重力筋を選択的に強化するトレーニング

下方向への抵抗が減った状態で、初めて抗重力筋のトレーニングを行います。重要なのは、他の筋肉を使わずに狙った筋肉だけを動かすことです。

例えば、大頬骨筋を鍛える際は歯を食いしばらず、顎の力を抜いた状態で頬だけを高い位置に持ち上げる意識を持ちます。最初はうまく動かせなくても、神経系が活性化することで徐々に動くようになります。

小さな動きで確実に効かせることが、シワを作らずにリフトアップする秘訣です。

日常生活での姿勢と意識の変革

トレーニング以外の時間、つまり日常生活での筋肉の使い方が最終的な結果を左右します。

スマートフォンを見るときは目線の高さに持ち上げる、口を閉じるときは上下の歯を接触させない(TCHの是正)、舌の位置を上顎に付ける(ミューイング)など、微細な習慣の積み重ねが筋肉バランスを正常化させます。

正しい姿勢と舌の位置は内側から頭蓋骨を支え、下制筋の過度な活動を抑制する天然のストッパーとなります。

筋肉バランス修正のための具体的手段

アプローチ対象となる主要筋肉期待される是正効果
緊張緩和(ほぐす)広頸筋、咬筋、口角下制筋下方向への牽引力の遮断
筋力強化(鍛える)大頬骨筋、眼輪筋、前頭筋重力に抗うリフトアップ力の回復
習慣改善(整える)舌筋群、背筋群良質なバランスの持続と定着

よくある質問

スキンケアだけで筋肉の衰えはカバーできますか?

スキンケアは肌の質感や弾力を保つためには重要ですが、皮膚の下にある筋肉の衰えや緊張に対して直接的な効果を与えることはできません。

土台である筋肉が下がれば、どんなに肌が綺麗でも顔の形状は崩れてしまいます。スキンケアと並行して筋肉へのアプローチを取り入れることが、根本的な解決には必要です。

顔の筋トレをするとシワが増えると聞いたのですが?

自己流で誤ったトレーニングを行うと、シワが増えるリスクがあります。特に、下制筋が緊張したまま無理に動かしたり、皮膚を強く擦ったりすると、表情ジワが定着しやすくなります。

まずは過剰な緊張をほぐし、鏡を見ながら正しいフォームで、狙った筋肉だけを動かすように心がけることが大切です。

マッサージとトレーニングはどちらを優先すべきですか?

まずはマッサージやストレッチで「ほぐす」ことを優先してください。特に下制筋や咬筋が硬い状態でトレーニングをしても可動域が狭く効果が出にくい上に、変な力が入って逆効果になることがあります。

マイナスの要素(過緊張)を取り除いてから、プラスの要素(筋力強化)を加えるのが鉄則です。

何歳から始めても効果はありますか?

筋肉は何歳からでも鍛えたり、柔軟性を取り戻したりすることが可能です。長年の癖を治すには時間がかかりますが、顔の筋肉は身体の筋肉に比べて小さいため、比較的変化を感じやすい部位でもあります。

年齢を理由に諦める必要はありませんが、組織が繊細になっているため、無理のない範囲で継続することが重要です。

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この記事を書いた人

Dr.芝容平のアバター Dr.芝容平 Pono clinic院長

Pono clinic 院長 / 日本美容外科学会認定専門医 芝 容平(しば ようへい)

防衛医科大学校卒業後、皮膚科医として研鑽を積み、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を取得(〜2022年)。その後、大手美容外科にて院長や技術指導医を歴任し、多数の医師の指導にあたる。 「自分の家族や友人に勧められる、誠実で質の高い美容医療」を信条とし、2023年にPono clinicを開業。特にライフワークとする「切らないクマ治療(裏ハムラ・裏ミッドフェイスリフト)」や中顔面の若返り手術において、医学的根拠に基づいた高い技術力に定評がある。

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